仕事始めに備えて一年のはじめにカメラのストラップを交換しました。フリーランスになってからずっと使い続けているDOMKE製のもので、厚いキャンバス地の中に滑り止めのゴムが織り込んであり、使い込むと色落ちしたりほつれたりしてダメージジーンズのようになります。このダメージの具合がその年の仕事ぶりを表していて、交換しながらこの一年のあれこれを思ったりするわけです。写真屋にとって一番大事な道具を支えているストラップはご神体を守るしめ縄のような存在で、交換した真新しいストラップで初仕事に臨むと「今年もいっちょやるか!」と気合が入ります。
カテゴリー