24年物のクルマが仕事の相棒ですが、電装品は最新のものに交換してあり、ヘッドライトはLEDにしてあります。明るくて電気を食わないすぐれものなんですが、冬の終わりのこの時期だけ旧式のハロゲンランプが恋しくなります。厳寒期にはおこらないヘッドライトへの着雪。ハロゲンランプなら熱で溶けてくれますが、コールドライトのLEDは発熱しないのでベタ雪がへばりつきます。「無駄を省いて手間が増える」、時々停まって氷割りしながらそんなことを考えていました。
爆弾低気圧の通過で重たい雪が降り続きます。とは言え、さすがに気温も高くなってきて、道路に積もった雪は圧雪にならずにザクザクのザラメ雪に。実はこの状態、冬道の王者ブラックアイスバーンの次に怖い路面です。轍をトレースしている分には何事も起きませんが、一度深みにタイヤが食い込むと一気に持っていかれます。春が近いと浮かれていると文字通り「足元をすくわれる」事態になりかねません。
毎日目に見えて雪解けが進み、わが家のプロムナードの苔が見えてきました。重たい雪や-20℃を超える厳しい寒さに耐えて、雪の下で緑を保っていたことに驚かされます。でも今夜からふたたび爆弾低気圧が通過してドカ雪の予報が・・溶けては降って溶けては振って。行きつ戻りつ春に近づきます。
どんな時代であろうとも・・
子供たちには無限の未来があります。まずは大人達がそれを信じること。明日も保育所の卒園式です。
腹がへったらこの限りではない・・
スタジオの主クマちゃん。0歳の赤ちゃんから還暦過ぎのシニアまで共演多数。全試合に登板するOOTANI SANですw。
春をあらわす色と言えば、梅や桜のピンクや新緑の緑色を連想します。でも、ひと冬の大半を雪景色で過ごす北国では、真っ先に思い浮かぶ「春の色」は黒です。雪の下に隠れていた土が黒い姿を見せはじめると春が近づいた実感が湧いてきます。
出会いと別れを撮影する機会の多い3月。スッキリして心機一転。
震災の翌年、大学の先輩だった陸前高田の大坂写真館の大坂さんの手伝いで、陸前高田高校の入学式を撮影しました。校舎は津波で大破していたので、隣町の高校の廃校舎を使って行われた式典のあとで、雪の舞う校庭に出てゆく彼らの後ろ姿にとても勇気づけられたのを覚えています。
sunset lord
北海道の道路はきっちり東西南北に走っていることが多い。自然に逆らわず暮らしていたアイヌとは違い、和人は未知の大地に、地図上に描かれた線の通りに道路を作っていったから。春先と秋口の年2回、道路の行く先と日没の方向が重なって、沈みゆく太陽を見ながらの帰り道に・・運転はしづらいけど春に向かって進んでゆくようでうれしくなります。