PROFILE

箕浦 伸雄 ミノウラノブオ

1959年東京で生まれ、すぐに神奈川の山あいに引っ越す。中学生の時にデパートの写真室を営む叔父から暗室作業の手ほどきを受け、写真の面白さに目覚める。
リーゼント率の高い工業高校では写真部に所属し放課後を暗室で過ごす。卒業後は就職するつもりだったが、どうしたはずみか受かってしまった大学の写真工学科に進学し、カラー写真研究会に所属。夜な夜な暗室で過ごす毎日をおくる。大学4年時に卒業研究に励む同級生を尻目に、先輩のいた大手の結婚式場で見習いカメラマンとして働き、大学は週に一度だけ研究室で授業を受けながらかろうじて卒業する。
印刷会社、書店員を経て医学写真制作の業界でバブル期の東京を過ごしたのち、1992年妻とともに北海道に移住。1993年に写真店に勤務し、10年ぶりに撮影の仕事をはじめる。
写真学科卒だから撮れるだろうとあらゆる撮影をこなす羽目になり、そのつど先輩たちの力を借りながらなんとかかんとかこなしているうち、2007年に独立しフリーランスとなる。